2022.03.16 【電波時評】3.11から11年 復興の取り組み息長く
今年も鎮魂の3月11日を迎えた。ウクライナ情勢や五輪・パラリンピック、コロナ禍ということもあって、メディアの報道はやや少なかったようだが、展示会でにぎわう東京ビッグサイトでも、午後2時46分には情報収集などの歩みを止め、黙とうする人の姿があった。あの日、あの時を思い起こした人も多いだろう。
11年前、大震災から1カ月余り過ぎた時期に被災地を取材して回った。画面越しでは伝わらない沿岸部の静けさや、独特のにおい、避難所の空気感な... (つづく)