4月の新生活スタートを目前に、各地の地域電器店ではイベントやセールを通じて春商戦を積極展開。新型コロナウィルスのまん延防止等重点措置が解除されたことも相まって客足は順調で、商戦に手応えを感じている。

　パナソニックショップのYOURSニシヤマは、12～14日に伊勢店（三重県伊勢市）のオープンセールを実施。25、26日は本店（同県松阪市）とMORE店（同県明和町）で春の大感謝祭を開催し、客足が順調だった。

　同社は本店や伊勢店で新規客が増えている。同社社長は3、4月の春商戦について「順調な成約を示すオール電化、リフォームと補聴器を加えた３商品を柱に、パナカード会員加入を呼び掛けながら売り上げアップを図りたい」と意欲を見せた。

　パナソニック系のDLSサクライ（埼玉県川口市）は「57周年創業祭」の店頭イベントが新型コロナの影響を受けて中止に。代わりに4月4日から5月31日まで、エアコン点検訪問に力を入れる。

　「Love&Peace」大作戦と名付け、従業員が一丸となり500世帯を訪問する。同社社長は「店頭イベントは中止したが、直接お客さまに感謝を伝える機会と前向きに捉え、丁寧に対応する」と話し、訪問活動を通じてエアコンの売り上げも過去最高を目指す。
（29日付電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します）