2022.03.30 米マイクロン、12~2月純益3.7倍ウクライナ紛争でコスト増懸念

 米半導体メモリー大手、マイクロン・テクノロジーが29日発表した2021年第2四半期(21年12月~22年2月)決算は、売上高が前年同期比25%増の77億8600万ドル、純利益同3.7倍の22億6300万ドルだった。

 DRAM、NAND型フラシュメモリーとも、データセンター向けなどで引き続き旺盛な需要が見られた。また先端技術を適用したメモリー製品の割合が増え製造コストが低減、大幅増益につながった。

 ウクライナ紛争の激化に伴い、半導体製造に不可欠のガスなどの調達懸念が高まる。同社は「適切な原材料を希ガスの在庫を保持している。短期的に生産への影響はないが、特定原材料調達のためコストが増加する」との見通しを示した。

(31日付電波新聞/電波新聞デジタルに詳報します)