2022.04.21 山形航空電子でコネクター増産へ高まる需要、地政学リスクにも対応
山形航空電子第2工場新棟の完成イメージ
日本航空電子工業は、コネクター事業の生産拠点である山形航空電子(山形県新庄市)第2工場に新棟を建設することを決め、21日、起工式を開いた。グループの中期的成長戦略で進めている投資の一環。土地建物で約50億円、設備類で当面10~20億円前後、計60~70億円を投じる模様。生産能力は5~6割引き上げる見込みで、来春からの順次稼働を予定している。
自動車の電動化や安全運転支援、スマートフォンなどで、コネクター市場は好況を呈しており、増産で需要に応える。コロナや地政学上の問題でサプライチェーンが課題になる中、国内生産の強みも生かす。従業員の新規雇用は300~400人規模になる予定。
東北ではキオクシア(岩手)、TDK(秋田)といった設備投資の動きが相次いでいる。
(22日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)