スマホリモコンモードを搭載、ネット環境なしで可

　富士通ゼネラルは、人工知能（AI）とIoTを生かしたルームエアコン「ノクリア」Xシリーズで、手軽に自宅の空気質を向上させて快適な空間を作り上げる。

　Xシリーズは、業界初のスマホリモコンモードを搭載している。自宅のネット環境にかかわらず、スマートフォン利用者であればIoTが活用できるというもの。

　スマホリモコンモードにより、家の中に無線LAN環境がなくても、専用アプリ「ノクリアアプリ」をインストールしたスマホと、室内機の無線LANアダプターを直接接続してリモコンとして使用することができる。エアコン1台に対して最大5台のスマホをリモコン代わりに使用できる。また、最大10台のエアコンをスマホ1台から操作できる。ファミリー層や複数台のエアコンを使用する場合など、ユーザー環境を問わない便利な使い方を可能にした。

　付属リモコンには「AI自動ボタン」を追加。従来機は「自動運転」ボタンと「AI機能設定」がそれぞれあったが、AI自動ボタンを押すだけでエッジ（本体）とクラウドの「ダブルAI」による「オーダーメイド快適」を実現する。

　新型コロナウイルスの影響で高まる清潔需要にも配慮した。ユーザーの声に応え、「ノクリア・クリーンシステム」の機能を強化。室内機のフィルターにウイルス抑制作用があるコーティングを施した「ウイルカット・フィルター」を新たに採用。フィルター上に付着したウイルスや細菌を抑制し、カビの繁殖も防ぐ。室内機両サイドのデュアルブラスターにも、ウイルカット・フィルターを採用した。

　暖気は上昇し、冷気は下に移動する性質をもつ空気。そのため、室内に温度むらが発生しがちだが、Xシリーズは温度と速さの違う2種類の気流をコントロールする「ハイブリッド気流」により、むらのない室内をつくり上げる。