2022.06.08 【ルームエアコン特集】三菱電機「霧ヶ峰」FZシリーズ
「霧ヶ峰」FZシリーズ
換気扇とIoT連携、CO₂濃度を3人以上在室で低減
三菱電機は、住宅用熱交換型換気扇「ロスナイ」とIoTで連携するルームエアコン「霧ヶ峰」FZシリーズで、換気ニーズに応えた提案にも力を入れていく。
FZシリーズは、赤外線センサー「ムーブアイmirA.I.+」で3人以上の在室を検知すると、IoT連携するロスナイが自動で強運転に切り替わり、換気風量を増やして二酸化炭素(CO₂)濃度を減らす。在室人数が2人から3人に増えた場合で、連携制御なしに比べて最大約23%CO₂濃度を低減する。
冷暖房運転時に室外の温度が18度以下または28度以上になったことをクラウド上で判断すると、温度や湿度を維持できる熱交換型の換気を使い、ロスナイが自動で空気を入れ替える。それ以外の温度(19~27度)は熱交換せず、通常の換気扇と同じ働きをする。
スマートフォンアプリ「霧ヶ峰REMOTE(リモート)」の「A.I.換気アシスト」機能は、事前にアプリに表示される室内の熱画像を確認しながら、タッチ操作で換気の排出口の窓を設定できる。気流を排出口の窓に向けることで、換気を補助できる機能だ。
換気タイミングを人工知能(AI)が判断して通知する「換気ガイド」は、従来リモコンだけだったが、スマホにも通知するようにした。
空気中から回収した水分にエアコン内部で高電圧をかけて帯電させた微粒子「ピュアミスト」で菌やウイルスなども抑制。室外機のコンプレッサーに新たな制御方法を採用し、従来に比べて約13%消費電力を低減するなどさらなる省エネも進めている。
屋外温度が50度になっても冷房運転は止まらない。室内が28度以上になると自動で冷房運転を開始するなどの「みまもり機能」も備える。