オーディオテクニカが今月発売した完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「ATH-TWX9」は、考えられる機能を全て盛り込み、「今後のスタンダードになれば」という逸品。価格はオープン、市場想定価格（税込み）は3万3000円前後。

　緻密に練り上げた音響テクノロジーを凝縮。妥協のない音質を最大限に体感でき、静寂の中で鮮明な音像を体感できるよう高解像度ドライバーを新規設計。静寂空間の中で、伸びやかな高域や粒立ちの良い繊細な音の鳴りを体験できる。

　騒音下でも声が明瞭に届く「ビームフォーミングマイク技術」や自分の声をイヤホンに戻すことで話しやすくなる「サイドトーン機能」、状況に応じて外の音を自然に取り込む「ヒアスルー機能」なども搭載する。

　二つのノイズキャンセリング（NC）システムも特長だ。ハイブリッドデジタルNC技術で、限りなくピュアな静寂空間に誘う。また、専用アプリ「Connect」を介して飛躍的に進化を遂げている。イヤホン装着状態を読み取り、それぞれの耳に合わせた最良のNC性能を発揮する「パーソナライズ・ノイズキャンセリングシステム」、イヤホンが周囲環境の騒音レベルを計測、自動的に最適なNCの特性を発揮する「オプティマイズ・ノイズキャンセリングシステム」など、独自開発技術を継承。いつでも、どこでも音に集中できる深い静寂空間を創出する。

　個人に最適化されたNC効果とともに装着感にもこだわった。イヤホンを着けているのを忘れるキャビティフィット設計をはじめ、一人一人の耳の個性に合わせた装着調整ができる計12種類のイヤピースを付属している。

　幅広い技術に対応する仕様も盛り込んだ。Snapdragon Soundに対応し、aptX Adaptive Audioで最大96キロヘルツ／24ビットの情報量を伝送でき、ソニーの360立体音響技術で臨場感豊かな音場を実現する、360　Reality Audio認定ヘッドホンでもある。Amazon Alexaも呼び出せる。

　充電ケースに深紫外線除菌システムを搭載し、使い終えるたびにイヤピースを表面除菌。日々、気持ちよくイヤホンを使える。加えて同社イヤホン初仕様となるQⅰ（チー）充電に対応。Qⅰ規格のワイヤレス充電器（別売り）に充電ケースを置くだけでバッテリーチャージができる。さらに、2台のワイヤレス機器と同時接続可能なマルチポイントなど、普段使いに便利な機能が凝縮される。