2022.09.28 【関西エレクトロニクス産業特集】リバウンドエレクトロニクス 関西営業所開設で体制を強化 互換製品提案など新サービスも
リバウンドエレクトロニクスの関西営業所が入るビル
リバウンドエレクトロニクスは英国に本社を構える電子部品・半導体の独立系代理店。欧州で培ったノウハウとグローバルネットワークを生かし、多種多様な製品の供給を実現している。4月、京都に関西営業所を開設した。地域に根差した細やかなサービスでさらなる成長を目指す。
関西営業所は関西、四国、中国地方を管轄地域として営業活動を展開。開設から約半年がたち、着実に地場企業とのビジネスを伸ばしている。
日本法人の塚原雅之代表取締役は「地元に営業所があることで頻繁に顧客訪問ができ、顧客も気軽に質問や要望を言ってくれる。関西にはグローバルで活躍する企業も多く、当社の調達力やサポート力を必要としてくれる企業は多い」と話す。
関西地域での拠点開設で体制強化を図るとともに、入手困難な製品の代替品提案など新たなサービスの拡充にも取り組む。大手半導体メーカー製品と互換性のある製品を取りそろえ、顧客への提案を進めていく。
塚原代表は「半導体不足で設計変更の必要性を感じている顧客も多い。設計変更には時間もコストもかかるため、フル生産の状況下では対応できなかった顧客も今後、検討を始める。EOL(製造中止)も増えているため互換製品の需要は高く、力を入れていく」と方向性を示した。