2022.09.28 【関西エレクトロニクス産業特集】岡本無線電機 国内物流向け関連、大きな伸び重点3分野を海外でも展開

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 岡本無線電機の7~9月の実績は前年同期比120%で推移している。4~6月とほぼ同ペースで、上期トータルでも120%で着地する見込み。下期は後半以降に不透明な部分もあるが、上期のペースを維持し、通期でも前期比120%を目指す方針。

 上期は国内の各分野で伸長し、主に物流向け関連で大きな伸びを見せた。国内、海外トータルでは前年同期比120%を見込む。

 海外では東南アジアと中国のエリアに分け、エリア内拠点の連携を推進。各拠点の課題や成功事例を共有する。国内で重点取り組みと位置付ける「自動車」「医療」「環境」の3分野への活動を海外でも水平展開していく。

 下期は「第3四半期までの数字は見えている」(岡本崇義社長)とし、これまでの勢いを継続。来年以降の数字が読みにくい部分はあるが、海外での品質を向上させ、重点3分野にさらに力を注ぐ。国内では、来年1月に大阪で開催される「関西IoT&5Gソリューション展」に出展を計画。「多くのお客さまとの接点を増やして新しいビジネスにつなげる」(岡本社長)。

 岡本社長は「現在、社内ではさまざまなプロジェクトがスタートしている。重点3分野をはじめ、成長に向けたものもある。情報を集めて、一歩踏み出して成長をつかみたい」と述べた。