公務員などの冬のボーナス支給を経て最初の週末となった10、11日、各地の家電量販店はクリスマスプレゼント用のゲーム機やソフト、玩具などを買い求める来店客でにぎわったほか、調理家電や季節商品の売れ行きも活発で商戦が本格化している。

　ヨドバシカメラマルチメディア吉祥寺（東京都武蔵野市）では、おもちゃ売り場が最もにぎわった。同店店長はこの10、11日が「商戦のヤマ場の始まり」で、翌週17、18日、クリスマスを控えた24、25日に続くと期待。24、25日は客単価は下がるものの来店客数がピークを迎えると見ている。

　上新電機日本橋店（大阪市浪速区）では「家電、AV、玩具、ソフトなど取り扱う商品のほとんどの売り上げが良かった」（同店長）という。白物ではエアコンや暖房など季節商品が好調。テレビは大型の8K機種や有機EL機種が。テレビゲームやCD、DVDなどのソフトも順調に売れた。

　コジマ×ビックカメライオンモール新利府北館店（宮城県利府町）では55～75型の大型テレビ、冷蔵庫や洗濯機の高付加価値商品がよく売れ、クリスマスプレゼント用に高級タイプのドライヤーなどの理美容品、ゲーム機の購入が目立った。

（13日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します）