2023.01.06 23年 各社の年頭訓示 情報通信
ノウハウ最大限駆使
日本ヒューレット・パッカード・望月弘一社長 新年は顧客の課題と実直に向き合い、変革と成長、そして持続的なビジネスの成功に寄与することを命題に活動していく。サステナブルなハイブリッドインフラ基盤、データから多くの洞察を導く環境整備にノウハウを最大限に駆使したい。エッジ、クラウド、データを網羅したコンサルタティブアプローチを推進していく。
人材育成投資が鍵
日本マイクロソフト・アーメッド・マザーリ社長 日本産業界の団結がDX実現に不可欠。課題や制約を克服する必要性が高まる中、当社は顧客との共同イノベーションに注力し、企業がより少ない労力でより多くのことを行うための支援を実施している。多様な人材を育成するためのテクノロジーへの投資が、日本社会のさらなる成功の鍵になると確信している。
競争力強化を支援
日本オラクル・三澤智光社長 ITコスト構造の変革とデジタル化による企業競争力の強化が求められる中、これまでとは比較にならないスピード感でトランスフォーションを進めなければならない。本年も、広範かつ統合されたクラウドサービスと新しいソリューションにより解くべき課題を迅速に解決し、持続的な成長を支援していく。
やわらかいインフラ
シスコシステムズ・中川いち朗社長 2023年は、ビジネスの成長や環境変化に合わせて動的に拡張、運用できるDXプラットフォームである「やわらかいインフラ」への移行支援を重点戦略と位置付けた。レガシーシステムとクラウドが混在したIT環境の全体を俯瞰(ふかん)しながら、つなぐ、セキュリティー、最適化、自動化、監視の各機能を統合的かつ段階的に実現したい。
成長分野で事業拡大
日立システムズ・柴原節男社長 2023年は、2024中期経営計画の達成に向けて、ITサービス市場の成長率を上回る成長率を目標とし、デジタライゼーション、セキュリティー、グローバルなどの成長分野で事業拡大を推進する。日立システムズグループの従業員には①健康と安全の徹底②事業拡大に向けた取り組み③基本と正道の徹底という3点を、23年にお願いしたい事項として伝えている。
次の10年へ成長
日立ソリューションズ西日本・臼杵誠剛社長 日立ソリューションズ西日本として創立10周年を迎えた。昨年は、日立製作所や日立ソリューションズグループと連携した事業の拡大などで業績は順調に推移し、市場ニーズを捉えた新機能・サービスのリリースや、DX(デジタルトランスフォーメーション)/SX(サステナビリティートランスフォーメーション)対応の取り組み加速など、2024中期経営計画の初年度として、順調なスタートを切ることができた。2023年は、次の10年に向けて大きく成長するための最初の年となる。
心を豊かに彩る
セイコーエプソン・小川恭範社長 地球環境の維持、向上へ全力を挙げて取り組んでいくとともに、人々のこころを豊かに彩っていきたいと考えている。そのためにも、「省・小・精」の技術やコンセプトを磨き、これまでの「創って、作って、お届けする」から「創って、作って、(価値を)届け続ける」という、より長くお客さまに使っていただく商品やサービスを提供し続けられる方向へと転換していく。
従業員の成長促進
TOA・竹内一弘社長 従業員の「音で社会にできることは何か」という強い思いとともに成長を続けてきた。中期経営計画でも、全ての原動力となる人の成長は欠かせない。従業員一人一人が変化する社会に適応しつつ、より大きな使命感とやりがいを持って活動できる環境を整備することで、従業員の成長を促し、企業としての成長も加速させる。