ジェットディスペンス用ソルダーペーストなど最新ペースト披露

　ニホンゲンマは「先進の技術で不可能を可能に！」をテーマに、軽薄短小な接合において、信頼性の高い、最新のペーストを紹介する。

　ブースでは、微細塗布と溶融性の両方を同時に実現した、ジェットディスペンス用ソルダーペースト「winDot（ウインドット）-F005-NP303」を披露。世界最小塗布径を実現し、突出詰まりもないという。ジェットディスペンスの高速微細吐出に対応し、立体構造など印刷不可能な部品へのはんだ塗布に最適。半導体関連、モジュール向けに適しているという。はんだ塗布量が微小でも問題なく溶融する。

　また、微細ディスペンス用ソルダーペースト「NP303-DPF201-T6／T7」も紹介。微小サイズ吐出が可能なディスペンス用ソルダーペーストで径が100マイクロメートル以下でも連続安定吐出を実現。ばらつきのない塗布ができることが特徴だ。

　このほか、各メーカーから評価が高く、製造工程において消費電力を抑えることが可能な低融点ペーストや常温輸送でも保管がしやすい1998年からの歴史を持つコスモシリーズも提案。

　コスモシリーズは、冷蔵保管庫や輸送用保冷剤、保冷用発泡スチロールなどが必要なく、常温輸送が可能な製品。梱包もシンプルになり、省スペースにも貢献。冷蔵保管に必要とする電気も不要。海外からの評判も高く、会場では環境対応製品であることもアピールする。

　同シリーズの低融点／ハロゲンフリーで常温保管も可能な「SB58-COSMO-NH-T4」も紹介。コスモシリーズの特性を生かしたモデルで35度、3カ月の常温保管後も冷蔵保管と同等の性能、粘度維持を実現。電気代、常温戻し時間、廃棄物を減らすことができるなど、環境対応性能も訴える。