パナソニック 空質空調社は、大気の熱を有効に活用し、電気ヒーターを使った給湯器より3分の1のエネルギー消費でお湯を沸かせる高効率な自然冷媒ヒートポンプ式給湯機「エコキュート」の新製品を発表した。6月26日から発売する。

　新製品では、業界で初めて、エコキュート専用アプリで日射量予報から太陽光発電の出力を予測して、自動で最適に沸き上げる「スマートソーラーチャージ」機能を搭載する。

　太陽光発電システムユーザーの間ではFIT（固定価格買取制度）期間が終了したユーザーが増え、太陽光で発電した電力の自家消費ニーズが高まっている。

　FIT期間中は高額で太陽光発電電力を売電できたが、いわゆる"卒FIT"を迎え、買取価格が減り、売るよりも自家消費した方が有利となっている。とりわけ電気代高騰が続く中、太陽光発電の余剰電力を効果的に利用したいというニーズは強い。

　「スマートソーラーチャージ」機能は、より効率的できめ細かな余剰電力の活用が実現できる。

　このほか、強いシャワー圧へのニーズもあり、高圧タイプと比べ1.4倍のシャワー流量を実現する「ウルトラ高圧」タイプもラインアップする。またうっかりお風呂の排水栓を閉め忘れたままお湯はりをしても、検知精度を高め早めに通知することで、お湯の無駄を減らす「うっかりアシスト」機能搭載もそろえる。

（10日付電波新聞／電波新聞で詳報します）