15～17日の3連休、各家電量販店のボーナス商戦は佳境に入り、好調が続くエアコン、冷蔵庫、サーキュレーターなど夏物商品の販売に加え、テレビや理美容商品などを買い求める来店客でにぎわい、販売実績を手堅く確保したようだ。

　上新電機高槻店(大阪府高槻市)は、エアコンや洗濯機など、季節商品を中心に好調に推移。エアコン販売は前年以上の実績で、単価、台数ともに伸びている。中上位機種がメインで売れている。洗濯機もドラム型機種をメインに前年以上の実績。「電気代高騰での対応というよりも、良い商品を長く使いたいというニーズが強い」と同店店長。

　夏商戦は8月のお盆前まで続くと見ており、同店ではエアコン、洗濯機などの売り場を中心に人員体制を強化。7月第1週からの高水準の実績を維持する。

　猛烈な暑さに見舞われた名古屋市にあるビックカメラ名古屋JRゲートタワー店はバーゲンシーズンと重なり、衣料品を含め、夏物商品を買い求める客でにぎわった。

　エアコンはメーカーのキャンペーンも含め、3連休の特別価格で提供。20畳以上のリビング用では省エネ機能を訴求。6畳の寝室用では掃除機能付きが売れ筋となっている。カビ臭などを防げる自動掃除ロボ付きも勧めている。最新型の扇風機やサーキュレーターなどを手持ちで買っていく客の姿も目立った。

　ベスト電器福岡本店(福岡市中央区)には国内外の観光客も訪れ、お土産用に理美容関連の小物家電が売れていた。エアコンの販売も好調。来店客数、全体の売り上げともに前週、前年を超えている。

　エアコンは「大型から小型までバランスよく売れた」と同店では話しており、冷蔵庫は大型を中心に伸長。テレビも大型に加え、新型機が発売されたFireTVも好調だった。

　(19日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します)