パナソニック くらしアプライアンス社は12月下旬から、幅60センチメートルのフロントオープンタイプ食器洗い乾燥機「NP-60EF1W」を発売する。3食分の食器などを一度に洗浄できる大容量と、ストリーム除菌洗浄やナノイーX送風など清潔志向に応える機能を搭載。価格は税込み51万7000円。

　3食分（約12人分）の食器と調理器具をまとめて洗える3段カゴを備え、同社既存プルオープンディープタイプの約2.7倍の容量をかなえた。

　日本の高い清潔志向に応えるため、ストリーム除菌洗浄により、洗浄工程における除菌試験結果は99%以上。予洗いは不要で、高圧・高温の水流で汚れをしっかり洗い落とす。

　ナノイーX送風で臭いを抑制、除菌し、3食分をまとめて洗浄する場合も、夕食後まで庫内に臭いがこもらない。

　キッチン空間に美しく溶け込むデザインにこだわった。食洗機の外観デザインを損なわないよう、下部のケコミ部分から排気する仕組み。システムキッチンと同じドア面材を使用し、操作部は美しい鏡面ブラックだ。

　卓上、プルオープンタイプのラインアップに新製品を加えることで、日本の食洗機普及率を2030年までに50%まで引き上げを図る。今後5年間で約15億円規模の投資も予定、食洗機事業に注力していく方針だ。

　キッチン空間事業部冷蔵庫・食洗機ビジネスユニット食洗機事業総括の澤近京一郎氏は「卓上型で20、30代の単身若年世代に利便性に触れてもらい、その後のライフステージに合わせてプルオープン、フルオープンと製品を提案していく」と語る。

（25日付電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します）