夜勤を終え建物屋上で一服していたら、ゆらゆらと揺れを感じた。目まいかと思って下に降りたら東京と電信が通じないと職場は大騒ぎ。何が起きたか分かったのは伝書バトからの知らせだった▼100年前の関東大震災の時に大阪で新聞記者だった方のご子息から聞いた話。確かに、マグニチュード7.6を観測した元日の能登半島地震も都内で揺れを感じたからあり得ると思った▼発生から2カ月を過ぎた能登地震。水道などインフラの復旧や生活支援が進まないのは地理的制約やマンパワー不足...　　(つづく)