DONUTS（東京都渋谷区）とインターコム（東京都千代田区）は、DONUTSが提供するクラウド勤怠管理システム「ジョブカン勤怠管理」とインターコムが提供する情報漏えい対策＋IT資産管理・MDMサービス「MaLionCloud（マリオンクラウド）」のWeb API連携を両社協力して開発し、4月から提供を開始した。

　両システムを活用するユーザー企業は、ジョブカン勤怠管理のタイムカード打刻時間をMaLionCloudにシームレスに取り込むことで、実働時間に基づいた勤怠管理を実現できる。

　ジョブカン勤怠管理が管理する打刻データをMaLionCloudが管理するPC稼働ログと合わせることで、打刻と実働の乖離（かいり）を一覧できる。出勤打刻前や退出打刻後にPCがアクティブになっている時間を確認できるほか、36協定上の時間外労働時間を超える可能性のある従業員PCに対して残業警告のポップアップ表示や強制シャットダウンの実行が可能。

　ジョブカン勤怠管理とMaLionCloudは、2020年10月にCSV連携を実現。今回、Web API連携を実現させたことで、一度の設定でジョブカンからMaLionCloudへシームレスなデータの受け渡しが可能になった。

　MaLionシリーズは、組織の情報漏えい対策やIT資産管理を総合的に支援するソフトウエア。オンプレミス型の「MaLion 7」と、クラウド型の「MaLionCloud」がある。

　DONUTSとインターコムでは、ジョブカン勤怠管理とMaLionCloudの機能強化と連携強化を行い、従業員と企業の働き方改革を支援していく。