太陽誘電の2024年3月期連結決算は、売上高は通信機器向けや自動車向けの販売増により微増となったが、営業利益は顧客ミックスの変化や情報機器・情報インフラ・産業機器などの在庫調整により大幅な減益となった。

　製品別売上高は、コンデンサーは、前期比1.1％減。インダクターは、情報機器・通信機器・自動車向けが増加し、同5.1％増。複合デバイスは、FBAR／SAWの増加などにより、同7.2％増となった。

　今期連結業績は、増収増益を計画し、営業利益は操業度効果などにより、前期比約2.2倍の大幅増益を見込む。