2026.09.19 東芝、リチウムイオン2次電池関連技術の特許総合力 世界首位獲得
東芝はリチウムイオン2次電池や関連技術の開発を通じ、電動化と脱炭素化を後押しする
東芝は、リチウムイオン2次電池に使用される酸化物負極関連技術の「グローバル特許総合力ランキング」で、首位を獲得した。特許分析のパテント・リザルト(東京都千代田区)が実施した特許調査に基づくランキングで、東芝の技術力が世界的に高く評価された形だ。
今回の調査では、特許の注目度を偏差値化した指標「パテントスコア」を企業ごとに集計し、ランキング化した。対象は日本、米国、欧州、中国の主要4カ国・地域。市場の注目度が高い特許ほどスコアが高くなり、技術の認知度や影響力の高さを裏付ける。
同社は2022年に、日米欧それぞれの特許総合力ランキングで首位を獲得した。今回、新たに中国を加えた主要4カ国・地域を対象とするグローバル評価でも頂点に立った。地域別評価でも4カ国・地域すべてでトップとなり、酸化物負極関連技術の高い競争力を世界主要市場で示した。
調査によると、同社が4カ国・地域で733件の有効特許を保有し、その件数は2位企業の約3倍となった。さらに、特許総合力のスコアは2位企業の約2倍となり、特許の質・量の両面で高い評価を得た。
同社は2000年以前から酸化物負極関連技術の研究開発に取り組み、08年からチタン酸リチウム採用のリチウムイオン2次電池「SCiB」を製造・販売している。
酸化物負極関連技術はSCiBの性能を支える中核技術。同社は10年の調査開始以来、16年、22年、26年の各調査で、関連技術に関する特許総合力ランキングで継続して首位を維持している。
SCiBは優れた安全性や長寿命、急速充放電といった特性が高く評価され、ハイブリッド車などの乗用車をはじめ、EV(電気自動車)バスなどの商用車や鉄道、船舶など幅広い分野で採用されている。近年は、電力供給での調整力用途にも活用の幅を広げているという。
同社は今後も、SCiBや酸化物負極関連技術の研究開発と特許活動を推進し、さまざまな分野の電動化と脱炭素化に貢献していく考えだ。











