NISSHAの2024年12月期第1四半期（1～3月）連結決算は、前年同期比、前四半期ともに増収・黒字化。全事業で増収となった。

　産業資材は加飾、蒸着紙ともに製品需要が堅調に推移した。ディバイスもタブレット向けが想定通りに需要が拡大。業務用端末向けも需要が回復した。メディカルテクノロジーは医療機器CDMOが持続的に成長。買収企業のIsometricの業績が貢献した。

　通期連結業績は産業資材事業、ディバイス事業の製品需要が期初想定を上回って推移する見通しから、上期業績予想を上方修正し、通期予想を1865億円から1886億円に、営業利益58億円から64億円に、税引前利益54億円から65億円に、当期利益37億円から47億円にそれぞれ上方修正した。