サンワテクノスの2024年3月期連結決算は、半導体関連の設備投資減少や、市場での在庫過多による手配調整継続などの影響を受け、減収減益となった。それでも、売上高と各利益項目は全て、前年度に次ぐ過去2番目の実績となっている。

　部門別売上高は、電機部門は、半導体製造装置業界向けおよびマウンター業界向けの電機品、太陽光関連業界向けの制御機器の販売が減少し、前期比1.3％減。電子部門は、FA業界や半導体製造装置業界向けの電子部品および電子機器、自動車関連業界向けの電子部品の販売が減少し、同13.4％減。機械部門は、自動車関連業界向けの設備機器の販売増などにより、同31.7％増となった。