2024.07.12 【電波時評】伸びない市場で問われる商品開発力

 国内の家電市場では、新規需要が減っている。冷蔵庫やエアコン、洗濯機といった主要大型家電は、多くが買い替え需要に支えられている。

 家電業界において、今後大きな課題となるのは少子高齢化の加速だ。これにより、まず新設住宅着工戸数が減少する。

 新設住宅着工戸数は、今では年間100万戸を割り、2023年度には約81万戸に減少、30年度には70万戸を割るといわれる。住宅が新たに建たなければ、付随して家電製品の需要も...  (つづく)