サンワテクノスの2025年3月期第1四半期（24年4～6月）連結決算は、市況低迷による設備投資減少などが響き、2桁の減収減益となった。一方で、販管費削減などにより収益性の改善がみられることから、上期の各利益予想を上方修正した。

　部門別売上高は、電子部門はFA業界向けの電子機器や電子部品が減少し、前年同期比30.2％減。電機部門は自動車関連業界向けは増加したが、半導体製造装置向け電機品やFA業界向け制御機器などが減少し、同10.5％減。機械部門は食品関連業界向けや半導体製造装置業界向けの設備機器が減少し、同2.9％減。

　修正後の今年度上期連結利益予想は、営業利益10億3000万円（前回予想＝7億8000万円）、経常利益12億3000万円（同8億4000万円）、当期純利益10億円（同7億6000万円）。