2024.10.28 現状対策なら3.1度上昇 温暖化目標猶予「あと数年」 国連報告書

 【ベルリン=時事】国連環境計画(UNEP)は24日、世界の温暖化対策が現状のままなら、産業革命前からの気温上昇が最大3.1度に達するとの報告書を発表した。1.5度に抑えるパリ協定の目標達成に向けた猶予期間は「数年以内」と指摘、各国に即時かつ大規模な温室効果ガス削減に取り組むよう求めた。

 報告書によると、2023年の温室ガス排出量は前年比で1.3%増加し、二酸化炭素(CO₂)換算で571億トンと過去最高を更新した。全体に占める...  (つづく)