IDECの2025年3月期第2四半期（24年4～9月）連結決算は、昨年度から継続の流通在庫調整の影響などにより売上高、利益とも大幅減。主力5事業で全て減収だった。

　HMI事業では、主力製品のスイッチおよびプログラマブル表示器において、特に日本で流通在庫の調整が継続した結果、売上高は前年同期比6％減の163億7800万円。

　インダストリアルコンポーネンツ事業は、特に中国における制御用リレーの売り上げ減少が影響、売上高は同11％減の54億8700万円。

　オートメーション＆センシング事業は、プログラマブルコントローラーの受注残解消と米州での新規注文減少の結果、売上高は同22％減の41億7400万円。

　安全・防爆事業は、日本やアジア太平洋で半導体関連や工作機械の需要減少が響き同17％減の52億円。

　システム事業は、アジア太平洋において半導体製造設備、物流関連設備などの制御盤の売り上げ減少により同22％減の15億3400万円。