ジーエス・ユアサ コーポレーションの2025年3月期第2四半期（24年4～9月）連結決算は、自動車電池や産業電池の販売増や販売価格の是正に取り組んだ結果、売上高、利益面とも中間期として過去最高。

　鉛電池中心の自動車電池事業はアフターマーケット需要の補修用の販売数量増加に加え、販売価格の是正が進展。海外も欧州、豪州、東南アジアの堅調や円安の影響も寄与。同事業の売上高は前年同期比3％増の1710億7000万円。

　産業電池電源事業は非常用電源装置の需要増、販売価格の是正で売上高が同17％増の461億9000万円。

　車載用リチウムイオン電池事業はHV用電池の販売数量は増加したが、PHEV用は減少。売上高は同11％減の363億2300万円。

　阿部貴志社長は「当社はホンダとの関係が強いが、ほかの自動車メーカーへの販路拡大にも努める」と語った。