アイコムの2025年3月期第2四半期（24年4～9月）連結決算は、減収で営業増益。売上高は欧米で前期にバックオーダーの供給を満たしたことによる反動減の影響を受けた。営業利益は微増。経常利益は為替差損の発生、コムフォースを子会社化したことで持分法による投資利益の減少の影響を受けた。

　陸上業務用無線通信機器は海外市場で部材調達難解消による一時的な供給過多が生じ、一部製品の市場在庫が滞留し減収。海上用無線通信機器、航空用無線通信機器は売り上げを維持し、アマチュア用無線通信機器は堅調な需要と新製品に後押しされ増収となった。

　通期連結業績予想は前回発表した数値からの変更はない。