2024.12.05 「1回だけではもったいない」 石毛事務総長、「万博イヤー」に期待
「参加国はビジネス面にも期待」と今年最後の定例会見で語る石毛事務総長
日本国際博覧会協会(万博協会)の石毛博行事務総長は5日、今年最後の定例会見で「年初めは能登半島地震やメタンガスの爆発事故などがあったが、(パビリオンの建設やコンテンツの制作進行などで)概して大きく進展した年でもあった」と振り返った。来年の万博イヤーについても「各国がパビリオンに相当力を入れていることがわかった。来年はさらに各国が一緒になって機運を盛り上げてくれると思う」と述べた。
万博は通常、会期後半に来場者が増える傾向にあるが、石毛事務総長は「可能なら来年4~5月の来場をお願いしたい。豊富なコンテンツを1回だけの入場ではもったいない」と来場者の均衡化とリピーターの来場への期待感を示した。
万博協会は同日、会期中実施される最新のテーマウィークプログラムカレンダーを配布したが、石毛事務総長は「テーマウィークで実施されるイベントについて、参加国は特にビジネスと不可欠として関心を持っている」と期待した。(10日付2面に詳報)