2025.01.22 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】ネプコンジャパン 見どころ/事業戦略 日本アルミット

Boost Up Standardシリーズの「DB-ZERO」

新活性システム採用商品展示

 今年で創業70周年を迎える日本アルミットは、好評を得ている主力はんだ製品「Boost Up Standardシリーズ」を中心に、さまざまな工法に対応した製品を展示する。

 最新の製品からは、Boost Up Standardシリーズの第4弾「高性能ハロゲンフリーやに入りはんだ DB -ZERO」を提案。はんだ用フラックスに関する規格「J-STD-004C」のROL0に対応している。自動機のポイント付けで要求されるスルーホール上がりとはんだのキレを改善し、自動機でのポイント付けに対応する。同時に課題とされるツノ発生に伴うクリーニング工数の低減も可能となった。

 同シリーズ第1弾の「デュアルブーストやに入りはんだ DB1-RMA」、第2弾の「クイックブーストやに入りはんだ QB-1」とともに、第3弾として市場投入したデュアルブーストソルダーペースト「LFM-48W NH-GE(H)」を展示する。フラックスのノンハロゲン化が進む欧州で先行発売して実績を重ねており、環境に厳しい欧州から高評価を得ている。

 LFM-48W NH-GE(H)に採用されたデュアルブースト技術は「ブースト1」と「ブースト2」の2段階で溶融性とぬれ性を促進させる新技術。この新活性システムにより、サイズの大きい基板や多層基板で発生しやすいグレーピング現象(はんだ粒が未溶融になりフィレットにブドウ状のブツブツが残る現象)やBGAでの枕現象といった不具合の発生を抑制する。

 Boost Up Standardシリーズは欧州での販売が好調だ。加えて、景気減退の影響が強い中国から工場の移管が進むインドでも販路を広げ、売り上げが伸びている。