2025.01.22 シャープなど4者、高齢者向け運転支援ソリューション実証 「ロボホン」を活用、同乗者効果に期待
ロボホンを利用した高齢者向け支援システム(イメージ写真)
住友商事、名古屋大学未来社会創造機構、ポットスチル(名古屋市昭和区)、シャープの4者は、シャープのモバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」を活用したドライバーエージェントシステム(DAS)による高齢ドライバー向け運転支援ソリューションの実証実験を23日と28日に大阪府の一部公道で先行実施する。また4月から全国の公道でも実証を行う。
実証実験では、ロボホンを通じて、注意喚起や運転行動への示唆などの「運転中の支援」に加え、運転後にも運転評価などの「振り返り支援」を行い、ドライバーに危険な運転への気付きを与えて安全運転を促し、ドライバーの行動変容効果を検証する。
ロボホンが同乗することで、同乗者の存在により事故率が低下する同乗者効果のほか、DASによる運転評価やアドバイスの受容性向上が期待される。
4者は実証で得られた知見を生かし、より安全な運転を促す運転支援ソリューションの開発に取り組み、26年度中の商用化を目指す。(23日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)