2025.02.03 世界の半導体、24年は18.1%増 25年には7000億ドル突破 ガートナー予測
世界半導体上位10社の24年売上高(出所:ガートナー)
米調査会社ガートナーが世界の半導体市場に関し、2024年の売上高と25年の予測を発表した。AI(人工知能)の普及に伴うデータセンター(DC)需要が増加し、24年の売上高は前年比18.1%増で、25年には12.6%増を予測する。
24年の売上高は6260億ドルで、25年は7050億ドルと予測する。DCがスマートフォンに次ぐ市場となり、売上高が前年からほぼ倍増したのが大きな要因だ。
企業別にみると、韓国のサムスン電子がメモリーの価格回復に押され世界最高収益を確保。米インテルが2位に後退した。GPU(画像処理半導体)を手掛ける米エヌビディアはAI事業が好調で、半導体売上高が84%増。世界3位となった。
25年はHBM(高帯域幅メモリー)が拡大し、DRAM収益の19.2%達すると予測した。