2025.02.10 日本ケミコン、4~12月連結決算は減収 産機など在庫調整長期化

 日本ケミコンの2025年3月期第3四半期(24年4~12月)連結決算は、車載市場や産業機器市場での在庫調整長期化などが影響し、2桁の減収・営業減益となった。

 ICT市場は旺盛なデータセンター投資によりサーバー需要が回復し、生成AI(人工知能)サーバーの急速な伸びも加わり堅調に推移したが、車載市場および産業機器市場では在庫調整が長引くなど、市場低迷の影響を受けた。

 また、同社は上期に為替差損7億2000万円を計上したが、3Q(2024年10~12月)に為替差益4億7800万円が発生したため、3Q累計(4~12月)での為替差損は、2億4100万円まで減少した。

 通期連結業績は従来予想を据え置いた。