2025.03.14 【中部産業特集】マスプロ電工 ワンケーブルカメラシステムを一新 電源・接続工事など不要

光学5倍ズーム対応モデル「OC2-B2Z5P」

「OC2-D2Z5P」「OC2-D2Z5P」

ワンケーブルカメラ用レコーダー「OC2-R4P」ワンケーブルカメラ用レコーダー「OC2-R4P」

固定焦点カメラのスタンダードモデル「OC2-B2FP」固定焦点カメラのスタンダードモデル「OC2-B2FP」

「OC2-D2FP」「OC2-D2FP」

 マスプロ電工は昨年、電源工事が不要で、つなぐだけで映るワンケーブルカメラシステムのラインアップを一新した。

 同軸ケーブル1本で映像と電源を伝送できるワンケーブルカメラシステムは電源・接続工事、複雑な配線が不要で、既存のアナログカメラ配線を使用でき、アナログカメラからの置き換えにも最適。ケーブルの配線を引き直す手間が省けるため、コストを抑えて本格的なセキュリティーシステムを導入できる。

 ワンケーブルカメラの特徴は①監視対象に合わせて焦点距離を変更できる電動バリフォーカルレンズを搭載し、広域にも対応(OC2-B2Z5P、OC2-D2Z5P)②光学5倍ズームで離れた場所でも高画質で撮影③PoC給電に対応④カメラはフルハイビジョン画質(1920×1080ピクセル)のCMOSセンサー搭載⑤赤外線による暗視撮影に対応⑥防じん・防水(IP66)に対応し、屋外でも設置可能など。

 ワンケーブルカメラ用レコーダーの特徴は①レコーダーから同軸ケーブルを経由してカメラに電源を送れる②映像圧縮方式にH.265を採用し、ワンケーブルカメラのフルハイビジョン画質を長時間録画できる③レコーダーからカメラのズームなどの設定ができる④外出先からパソコン(PC)やスマートフォンで映像を確認できる⑤録画データをバックアップでき、PCなどでの再生が可能など。また、複数のカメラ映像を分割表示できる。

 システムの導入例は、エントランス、駐車場、店舗内、倉庫の監視などがある。

 2022年に発生した「ルフィ広域強盗事件」や昨年8月以降に発生した「首都圏連続強盗事件」を契機に、光・音で侵入者を威嚇し強盗の侵入を防ぐ「攻めの防犯」が注目され、ワイヤレスカメラセットに対して引き合いが増えており、ワンケーブルカメラシステムやネットワークカメラシステムもラインアップしている。同社は、今後も、セキュリティー機器の開発、ソリューション提案に注力し、安心・安全な社会に貢献していく。