2025.05.02 ヤマハ、ヘッドホンを拡充 開放型上位機に加え密閉型旗艦機も開発中 〝春のヘッドフォン祭〟で国内初披露
開発中の開放型ヘッドホン「YH-4000」(左)と密閉型ヘッドホン「YH-C3000」
ヤマハはヘッドホンの製品群を拡充する。これまで開放型ヘッドホンのフラッグシップ機「YH-5000」を中心に展開してきたが、新たに開放型ヘッドホンの上位機に加え、同社初となる密閉型ヘッドホンのフラッグシップ機の発売に向け開発を進めている。開発中のヘッドホンなどをフジヤエービック主催のヘッドホンとイヤホン専門の大規模イベント「春のヘッドフォン祭2025」で国内初披露した。「なるべく早い段階で製品化したい」(ヤマハクリエイター&コンシューマーオーディオ事業部)としている。
初披露した開発中のヘッドホンは、開放型ヘッドホンの上位機「YH-4000」と密閉型ヘッドホンフラッグシップ機「YH-C3000」の2機種で、これまでのオーディオ開発のノウハウや技術を盛り込んでいる。
2022年に発売した開放型フラッグシップ機のYH-5000SEは独自の平面磁界型ドライバー「オルソダイナミックドライバー」を採用するとともに大容量ハウジングと組み合わせた。独自開発した超軽量の薄膜振動板により、全ての音域を、躍動感を損なわずに忠実に再現する。
今回披露した開発中の開放型ヘッドホンの上位機YH-4000は、同5000の技術を踏襲しながら低域の再現性を高め「力強い音楽などにも適した音作りをしている」(同事業部)という。同5000同様の独... (つづく)