2025.05.13 冷凍室を大容量化、使いやすさ向上 パナソニックが冷蔵庫新製品 省スペース設置も実現 「霜つき抑制冷凍」など採用

薄壁化で設置寸法を変えず大容量化を実現した

 パナソニックは、省スペース設置と大容量化を実現した冷蔵庫の新製品「コンパクトBIGシリーズHYタイプ」を4月下旬に発売した。

 新製品は冷凍食品需要の高まりを受け、大容量と使いやすさにこだわった冷凍室を採用した。冷凍室には「上段ケースカバー」による「霜つき抑制冷凍」も採用し、温度変化から食品を守り、約1カ月間食品のおいしさを維持することが可能だ。

 冷凍食品消費量は年々増加している。同社が20~50代のファミリー世帯の男女1200人を対象に実施した意識調査によると、6割以上が冷凍室の容量不足に悩んでいるという結果が出た。これを受け、同社は大容量と使いやすさにこだわった冷凍室採用の新製品を開発した。

 コンシューマーマーケティングジャパン本部冷蔵庫・食洗機マーケティング部の宮本侑弥さんは「冷凍室の大容量化に特にこだわって開発した」と話す。551リットルサイズの「NR-F55HY2」の冷凍室は112リットル(食品収納スペー...  (つづく)