2025.05.13 三菱ケミカルG、3月期連結は増収減益
三菱ケミカルグループの2025年3月期連結決算は、売上高が微増ながらコア営業利益は大幅増益となった。当期利益は構造改革関連費用計上などにより大幅減益となった。
セグメント別売上高は、スペシャリティマテリアルズは、アドバンストソリューションズが欧米EV市場低迷などの影響を受けたが、アドバンストフィルムズ&ポリマーズがディスプレーやバリアー包材用途で増加し、前期比375億円増。
MMA&デリバティブズは、MMAモノマーの市況上昇やコーティング&アディティブスの販売数量増などにより同541億円増。
ベーシックマテリアルズ&ポリマーズは、高純度テレフタル酸事業における特定子会社譲渡などにより同1341億円減。
産業ガスは、価格マネジメント推進や為替影響などにより同542億円増。
今期連結業績は減収予想ながらコア営業利益は2桁増を見込む。