2025.06.04 ヤマダテックライフセレクト茨木目垣店が開店 地域最大級の売り場1万1880平方メートル

品ぞろえが充実したヤマダデンキテックライフセレクト茨木目垣店の店内

堀内 店長堀内 店長

ヤマダデンキテックライフセレクト茨木目垣店の外観ヤマダデンキテックライフセレクト茨木目垣店の外観

体感ブースも開設した体感ブースも開設した

堀内店長「接客スキル、さらに向上」

 ヤマダデンキはくらしに関わるあらゆる商品とサービスを取りそろえる最新型コンセプトストア「テックライフセレクト茨木目垣店」(大阪府茨木市)を開店した。総合生活提案型ショッピングスクエア「アークスクエア茨木」の敷地内に位置し、売り場面積は地域最大級の1万1880平方メートル。オープン当日は610人が長蛇の列を作り、開店後も終始店内が盛況だった。

 アークスクエア茨木はヤマダホールディングスグループと、アークランズが共同出店する総合生活提案型ショッピングスクエア。これまでに全国で同所を含め5カ所同業態を開業している。総売り場面積は約3万2200平方メートル、敷地面積は約6万700平方メートル。駐車場収容台数は1800台、駐輪場収容台数は266台。スクエア内にはヤマダデンキのほか、ホームセンターのスーパービバホーム、食品スーパーのロピアが入る。

 テックライフセレクト茨木目垣店は敷地内に単独店舗で立地する。2階建てで1階がAV、調理家電、情報家電、白物の小物家電、情報商品、ゲーム、玩具のフロア。2階がエアコン、冷蔵庫、洗濯機、リユース家電、家具、インテリアなどのフロアで幅広く取りそろえる。広大な売り場を生かし、実際に楽しみながら体験・体感できるスペースを各所に開設した。

 テレビ売り場ではテレビ、音響システムのほか、ソファやテーブルなどを組み合わせたリビング体験コーナーを各所に設置した。ゲームコーナーでもソファとテレビゲームを組み合わせた体験コーナーを用意。ゲーミングパソコンや知育玩具を体験できるスペースも用意した。

 買い取りした製品を自社工場で洗浄・点検を行ったテレビ・冷蔵庫・洗濯機などのリユース家電も扱う。また、国内外から厳選した家具・インテリアを取り扱う大塚家具の人気商品もそろえた。ソファ・ダイニング・ベッド、カーテンから日本唯一の専門工房「秋田木工」など国産ブランドの逸品も充実した。日用雑貨や季節用品、布団なども用意した。

 スタッフ数は社員80人のほか、パート、アルバイトを含め約100人。商圏は広域を設定し、茨木市を中心に高槻市など50万商圏を見据える。開店前には商圏内にオープンチラシなどを入れて、知名度を高めた。

 オープン初日は多くの客が列を作り、2日目は500人、3日目は700人と3日間を通してにぎわった。堀内元店長は「元々広域の商圏の店舗で想定通りに推移した。体験ブースなども用意して1日楽しんでもらえる店づくりを推進した。手応えを感じている」と話す。キャラクターの撮影会、ハイパーヨーヨーのパフォーマンス・体験会、こども縁日なども行い、大人から子どもまで楽しめるイベントを実施した。

 今後は、来店客にリピートしてもらえるようにあいさつや笑顔の接客など基本を徹底。また、スーパーやホームセンターとの相互送客も実施。複合商業施設内の利点を生かす。堀内店長は「幅広い年代層が来店したが、これらの層に支持してもらえる店づくりを目指す。そのための社員のスキルアップも必要。接客スキルの向上を目指したい」と今後の抱負を語った。