2025.06.19 【OTOTEN特集】パナソニック ターンテーブル「SL-1300G」 新モーター駆動技術を搭載

SL-1300G(シルバー)

 パナソニックは、今年60周年を迎える高級オーディオブランド「テクニクス」のダイレクトドライブターンテーブルの新製品「SL-1300G」(税込み39万6000円)とワイヤレススピーカーシステムの新製品「SC-CX700」(同35万2000円)を前面に出し提案していく。

 SL-1300Gは、特長でもあるダイレクトドライブ・モーターの技術を進化させた。高い回転精度と低振動を実現した新モーター駆動技術「ΔΣ-Drive(デルタシグマドライブ)」に加え、微小振動の徹底的な排除を目指してモーター設計を見直した新コアレス・ダイレクトドライブ・モーターを搭載した。

 シャシーはダイカストのアルミ厚を増やし、モーターとトーンアーム部の間に補強のリブを追加することで大幅に剛性を高めたほか、レコード盤を載せるプラッターは3層構造で高い剛性と振動減衰性を実現し、高音質化に磨きをかけた。

 SC-CX700は、テクニクス初となるワイヤレススピーカーだ。家庭内ネットワークにWi-Fiか有線LANで接続することで、さまざまなネットワーク機器をはじめ、レコードプレーヤーやテレビなども含めて、あらゆるコンテンツを高音質で楽しめる。

 本体は設置しやすいサイズを実現するとともに上質なスエード調人工皮革「ディナミカ」を採用した。住環境に調和するデザインが特長だ。ネットワーク機能、アンプ、スピーカーを理想的に一体化するための最適化技術を採用し、独自のフルデジタルアンプ技術などと組み合わせることで小型でもテクニクスならではの高音質を体感できる。

 OTOTEN2025では、新製品の試聴デモを行うほか、ランボルギーニとのコラボレーションモデル「SL-1200M7B」を使ったDJブースも用意している。

 会期中はセミナーも用意。「三木たかし生誕80周年-時を超える旋律」と題したイベントを行うほか、アナログレコードのカッティングエンジニア北村勝敏氏解説の試聴会など多数のプログラムを予定している。