TOWAの2026年3月期第1四半期（25年4～6月）連結決算は、売上高が前年同期比39％減の80億8000万円、営業損益5億8100万円の赤字（前年同期は22億1200万円の黒字）、純損益5億2800万円の赤字（前年同期は16億9000万円の黒字）となった。一部地域での顧客要因による装置納入スケジュールのずれなどで減少した。

　半導体製造装置事業は、中国地域、その他アジア地域を中心に、米国の関税政策の影響により顧客の投資意欲が減退し、装置納入台数が減少。メディカルデバイス事業は、医療機器向けの成形品や組み立て品の需要が堅調な一方、利益は、生産体制の強化に伴う人件費の増加の影響を受けた。レーザー加工装置事業は、レーザートリマー装置に対する顧客の設備投資が先送りされたことなどの影響を受けた。

　通期連結業績予想は前回発表した数値を据え置いた。第2四半期以降は売上高の回復に伴い黒字に転換する見通し。