島津製作所の2026年3月期第1四半期（25年4～6月）連結決算は、売上高が前年同期比1.2％増の1183億7000万円、営業利益同11.2％増の121億8400万円、経常利益同17.3％減の113億2300万円、純利益同20.7％減の79億2100万円となった。

　計測機器事業はヘルスケア領域で質量分析システム、化学市場でガスクロマト分析システムが増加。同事業の売上高は同2.7％増の757億8900万円。医用機器事業は画像解析に人工知能（AI）やIoT技術を用いたが、全体的に厳しい推移。売上高は同11.4％減の136億9200万円。

　産業機器事業は半導体製造装置向けが中国で増加したが、日本と欧州で減少。売上高は同4.1％減の168億3300万円。航空機器事業は防衛分野、民間航空会社向けともに堅調で、売上高は同14.1％増の98億9900万円。