2025.08.28 京大など共同研究、OERの鍵握る「活性点」特定 グリーン水素社会実現へ新たな一歩

研究の概要図。水電解が起こっている際の酸化イリジウム表面の構造をX線によってマルチモーダルに分析する様子を表現

 京都大学大学院人間・環境学研究科のNeha Thakur博士研究員、内本喜晴教授らの研究グループは、田中貴金属工業(東京都中央区)、技術研究組合FC-Cubic(甲府市)、横浜国立大学、九州大学、奈良女子大学、島根大学、立命館大学と共同で、水を電気分解して水素を製造する水電解の鍵となる酸素発生反応(OER)において、酸化イリジウム触媒の高い活性の起源を解明した。水電解によるグリーン水素社会実現への新たな一歩となる。

 再生可能...  (つづく)