アイティフォーは1日、入金案内業務を自動化する新サービス「Payコレクト」を2026年4月に提供開始すると発表した。クラウド型で提供し、入金案内から入金約束、支払い、効果測定まで一連の業務を自動化する。オペレーター不足の解消と顧客利便性の両立を図り、幅広い業種への展開を視野に入れる。

　導入企業は入金案内データをアップロードするだけで、SMSやメールによる顧客通知が可能となる。顧客は専用サイトで本人認証後、請求内容確認や入金予定日の登録を行える。決済手段は複数方式に対応し、キャリア共通ショートコード表示やBIMI活用など、不正対策機能も備える。

　運用面では、CSVファイル取り込みとAPI連携をサポートし、送信結果をダッシュボードでリアルタイムに確認できる。将来的に、督促状へのQRコード付与や企業アプリとの連携にも対応する予定。

　提供先は銀行、カード会社、サービサー、リース、保証業などを想定する。同社は「TCS」「CMS」など既存債権管理ソリューションとの連携を強化し、決済手段の拡充とサービス機能の高度化を進める方針。