2026.02.26 安川電機、JA全農と「きゅうり収穫作業ロボット」開発 実用化にめど

ゆめファーム全農SAGAで実証中の「きゅうり収穫ロボット」

 安川電機は25日、全国農業協同組合連合会(JA全農)と連携し開発を進める「きゅうり収穫作業ロボット」を農業現場に導入したと発表した。人手不足などを背景に農作業の省力化ニーズが高まる中、作業の効率化を促す取り組みとして注目を集めそうだ。

 同社がこれまでに培った工場での画像認識の技術を生かし、人が行う収穫作業での判断や動作のあいまいさをデータに置き換え、その時々の状態に応じてロボットが最適な動作を判断し、きゅうりを収穫する技術を開発。ロボットによる収穫率を向上させ、実用化にめどをつけた。

 同社とJA全農は、日本の農業の発展と日本の食と農の国際競争力強化に貢献することを目的として、2018年に業務提携を開始し、畜産・農業生産・流通販売の3分野を中心に自動化技術の可能性を検討してきた。

 24年には、実証農場の「ゆめファーム全農SAGA」(佐賀県)に「きゅうりの葉かき作業」を自動化するロボットを導入した。今回、きゅうりの収穫作業でも一定の成果を確認したため、収穫ロボットの現地導入に踏み切った。

 今後は新たな取り組みとして、施設園芸農業に分類されるトマトやナスなどの他の作物へ水平展開を進め、引き続きJA全農と協同で日本農業の発展と食の安定供給に貢献していく。