2026.03.02 【コンデンサー特集】岡谷電機産業 耐湿性能高めた「LE-RX」過酷環境で安定動作

耐環境性を高めたアクロスコンデンサー「LE-RX」

 岡谷電機産業は、ノイズ対策やサージ対策などに使う電気、電子部品の開発、製造を手がける。創立は1946年。真空管や無線機の開発からスタートし、以降80年の間にノイズ対策製品、サージ対策製品などに事業を拡大してきた。今回新たに従来の汎用アクロスコンデンサーの耐環境性を大幅に向上させた「LE-RX」シリーズをリリースする。同シリーズは最大の特徴である耐湿性能は、国際基準 IEC60384-14 ANNEX Ⅰ耐湿性等級(任意取得)の最高等級であるグレードⅢB(気温85℃、湿度85%、定格交流電圧負荷、試験時間1000時間)を取得。過酷な環境下でも安定した動作が期待できる。性能面でも、ポロプロピレン(PP)フィルム特有の高い周波数安定性と低損失特性を備えている。

 主な用途としては電子、電気機器全般に加え、設置環境が過酷なLED照明用電源、太陽光発電用パワーコンディショナーなどの近年需要が拡大する分野の電源ライン間ノイズ対策にも適している。従来の岡谷電機製品と同様に、主要な安全規格として米保険業者安全試験所によるUL/cUL、欧州の認証機関によるENEC-SEMKO、中国品質認証センターによるCQC、韓国の認証機関によるKCをディレーティングなしの定格電圧310V ACで取得。同一容量で10.0/12.5/15.0/
22.5/27.5mmという複数のリードピッチに対応し、新規設計時の自由度向上や既存基板への置き換えなど、顧客の多様な要望に柔軟に応えられる仕様となっている。同時に端子間直流耐電圧1870V DCを保証しており、ノイズフィルターへの搭載もサポートする。

 LE-RXシリーズと同一容量・サイズの「LE-NX」シリーズも一般用途向けとして同時に提供。任意の耐湿性等級は未取得となるが、LE-RXシリーズと同様に高温高湿定常負荷試験(気温43℃、湿度95%、定格交流電圧負荷、試験時間21日)が追加された最新の国際基準IEC 60384-14 Ed.5に対応しており、同社従来製品と比べ耐湿性能の向上を図る。