2026.04.27 「シャープグリーンクラブ亀山ビオトープ」、国の「自然共生サイト」に認定

亀山ビオトープ

亀山ビオトープに生息する絶滅危惧種のヤリタナゴ
亀山ビオトープに生息する絶滅危惧種のヤリタナゴ

 シャープ亀山事業所(三重県亀山市)の敷地内にあるビオトープ「シャープグリーンクラブ亀山ビオトープ」が、国(環境省、農林水産省、国土交通省)の「自然共生サイト」に認定された。

 同社は、生物多様性の保全に向け、事業・社会貢献活動の両面から取り組みを進めている。2009年度に「シャープ生物多様性イニシアティブ」を取り組み指針として策定し、日本や世界各地で環境保全活動を推進してきた。

 この取り組みは、シャープ労働組合との労使共同のボランティア組織「シャープグリーンクラブ」が中心となって活動を行っている。

 亀山事業所でのビオトープ保全もその一環。同社にとっては、ササユリ(希少植物)が生育する天理事業所の「天理古墳シャープの森」に続き、2例目の認定となる。

 自然共生サイトとは、「民間の取り組みによって生物多様性の保全が図られている区域」を指し、30年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする国際的な目標「30by30」の実現に向け、23年から環境省による認定がスタートした。

 25年には「地域生物多様性増進法」として法制化され、保全区域に加え、将来的な保全に向けた回復・創出活動をする計画区域も認定対象となった。

 亀山ビオトープは、社員の憩いの場として10年度から整備を進めた区域で、完成当初から飼育している亀山市の在来種「ヤリタナゴ(絶滅危惧種)」が現在も生息している。

 今回、この点が「生物多様性の価値(希少な動植物種が生息生育している場)」として認められた。