2026.05.07 三洋化成、低温流動性向上剤を開発 大豆油・パーム油由来燃料に最適化 ネオプルーバーに二つの開発品追加
三洋化成工業は7日、バイオディーゼル燃料用低温流動性向上剤「ネオプルーバー」について、大豆油、パーム油由来バイオディーゼル燃料に最適化した開発品「ネオプルーバー HBF-201」「同 HBF-301」を追加したと発表した。原料油脂の種類によって異なる低温特性や析出挙動を考慮し、特定のバイオディーゼル燃料条件を想定して設計した。
開発品は、脂肪酸組成や結晶生成挙動の違いに応じ、ワックス結晶の生成、成長、凝集を抑制するよう最適化した低温流動性向上剤。添加により、低温流動性の指標となる目詰まり点がいずれのバイオディーゼル燃料でも低下し、開発品の有効性が示された。
開発に当たっては、統計解析や機械学習などのデータ科学を活用し、材料開発を効率化・加速する手法「マテリアル・インフォマティクス」を採用した。データ科学を取り入れることで、材料設計の最適化を効率的に進めた。
今回の開発により、寒冷環境での燃料性能向上や設備トラブルの低減、原料ごとの最適な添加剤選択につなげる。今後は、主要なバイオディーゼル燃料に対応する開発検討が進んだことから、各地域の原料特性に応じた適用提案を推進する。最適な低温流動性向上剤を選択できる環境を整える。







