2026.02.09 三洋化成、25年4~12月期は減収増益 通期予想は純利益を下方修正
三洋化成工業の2026年3月期第3四半期(25年4~12月)の連結決算は、高吸水性樹脂事業からの撤退や安価な中国製品との競争激化の影響などにより減収増益となった。利益面では、先端半導体分野が好調だったことに加え、高吸水性樹脂事業撤退による収益性改善や、サプライチェーン全体の効率化など増益を確保した。
26年3月期通期連結業績予想は、見積もりの見直しにより税金費用が増加することや、固定資産除去損が想定を超過する見込みであることから、親会社に帰属する当期純利益を160億円から140億円に下方修正する。売上高は1300億円、営業利益は100億円、経常利益は110億円に据え置いた。
25年4~12月期の売上高は前年同期比13.1%減の966億円、営業利益は同10%増の75億5800万円、経常利益は同9.4%増の93億9300万円、純利益は同251.8%増の128億700万円。
セグメント別では、生活・健康産業関連分野は、高吸水性樹脂事業からの撤退により、減収減益となった。
石油・輸送機産業関連分野は、石油産業関連分野で前年同期に一時的な需要があったことや、輸送機産業関連分野で、自動車シートなどに使用されるポリウレタンフォーム用原料が海外安価品の攻勢で事業環境の厳しさが増したことにより減収増益だった。
プラスチック・繊維産業関連分野は、塗料・コーティング用薬剤や風力発電用風車向けの炭素繊維用薬剤が低調に推移したことで、減収減益となった。
情報・電機電子産業関連分野は、中国で、重合トナー用材料の生産事業から撤退したものの、トナーバインダーの需要が回復傾向であることや、非車載用途のアルミ電解コンデンサ用電解液の需要が増加したことや、先端半導体市場が堅調に推移したことで、関連材料が売り上げを伸ばし、増収増益となった。
環境・住設産業関連分野は、家具・断熱材などに用いられるポリウレタンフォーム用原料が海外安価品の攻勢で事業環境の厳しさが増したことなどにより、減収減益となった。




