2026.05.15 アイコム、26年3月期は減収減益 海外需要が本格回復に至らず 井上会長が代表取締役退任へ

 アイコムの2026年3月期通期(25年4月~26年3月)連結決算は、減収減益となった。売上高は前期比1.4%減の369億5900万円、営業利益は同21.7%減の29億1300万円、経常利益は同2.3%減の38億1200万円、純利益は同9.7%減の26億6500万円だった。海外市場で需要が本格回復に至らず、減収となった。利益面は人件費、試験研究費の増加で販売費と一般管理費が膨らみ、減益となった。

 国内市場は増収だった。業務用無線通信機器や周辺機器などの販売が堅調に推移した。海外市場は減収となった。北米、アジアで需要が回復しなかった。品目別では、陸上業務用無線通信機器、アマチュア用無線通信機器などの需要が伸び悩んだ。一方、海上用無線通信機器、その他の品目は増収となった。

 27年3月期通期連結業績予想は、増収増益を見込む。売上高は375億円、営業利益は38億円、経常利益は42億9000万円、純利益は31億円を予想する。製品需要は、海外市場で緩やかに回復し、国内市場は引き続き底堅く推移するとみる。

 また、井上徳造代表取締役会長が代表取締役を退任する人事も発表した。任期満了に伴うもので、6月24日開催予定の定時株主総会と取締役会で正式決定する予定。