2026.05.16 日本ケミコンの26年3月期、増収営業減益 ICT・産機向けにアルミ電解コンデンサーの販売が増加 27年3月期は大幅増収増益を計画

 日本ケミコンの2026年3月期連結決算は、市況回復により2桁の増収となった。営業利益は減益だったが、経常利益・当期純利益は大幅増益となった。27年3月期は大幅な増収増益を計画する。

 26年3月期連結業績は、売上高が前期比11.5%増の1368億2100万円、営業利益が同9.9%減の33億6900万円、経常利益が同33.5%増の20億9400万円、当期純利益が同約63倍の23億6700万円。

 同社は、急速な成長が続くAI(人工知能)市場向けに、大形アルミ電解コンデンサーやハイブリッドコンデンサー(導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサー)の重点的な拡販に注力するとともに、サーバー関連需要に対応した供給体制整備に努めてきた。これらが奏功し、26年3月期はICT・産機関連におけるアルミ電解コンデンサーの需要が増加したことで、大きく売上高が伸長した。営業利益は、原材料費高騰などが影響した。

 27年3月期連結業績予想は、売上高が前期比16.9%増の1600億円、営業利益が同137.4%増の80億円、経常利益が同186.4%増の60億円、当期純利益が同68.9%増の40億円と高い成長を目指す。