2026.05.16 ヒロセ電機の26年3月期、増収増益 一般産機や自動車向けがけん引 27年3月期も増収増益見込む

 ヒロセ電機の2026年3月期連結決算(IFRS)は、売上が2桁の増収となり、従来の減益予想から一転してすべての利益項目が増益となった。一般産機向けが大幅増となり、自動車・モビリティ関連も堅調だった。27年3月期も増収増益を計画する。

 26年3月期連結業績は、売上が前期比11.5%増の2112億6400万円、営業利益が同0.8%増の429億9500万円、税引前利益が同0.9%増の466億2600万円、当期純利益が同0.3%増の331億4200万円。金属材などの材料コスト増が利益を圧迫したが、売上は全体的に堅調に推移した。通期の営業利益率は20.4%で20%超を維持した。

 26年3月期の分野別売上は、一般産機が前期比32%増と大幅に増加し、公表値からも上振れた。自動車・モビリティ関連は同10%増。スマートフォン・携帯端末は同5%減。コンシューマ・モバイル機器は同横ばい。通信インフラ機器はAI(人工知能)サーバー関連が増加し同24%増と大きく伸長した。OA機器は同6%増。

 27年3月期連結業績予想は、売上が前期比8.9%増の2300億円、営業利益が同7,0%増の460億円、税引前利益が同2.9%増の480億円、当期純利益が同2.6%増の340億円。

 27年3月期も、既存コネクタビジネス領域では、一般産機、自動車・モビリティ、通信インフラ機器などの分野で高い売上成長を計画している。「27年3月期は、市場の追い風トレンドを受け、成長を目指す。一般産機は、半導体製造装置、ロボティクス、医療機器などの分野でそれぞれ成長を見込む」(鎌形伸社長)。

また、新規ビジネス領域である「プローブ応用製品・プローブ」の売上は、26年3月期実績の18億円から、27年3月期は60億円への拡大を計画する。